甲状腺悪性リンパ腫

甲状腺悪性リンパ腫

病気の特徴

この甲状腺悪性リンパ腫は慢性甲状腺炎(橋本病)から発生します。悪性リンパ腫は、全甲状腺悪性腫瘍のうち2.5%程度の比較的稀な疾患です。60歳〜70歳代の女性に多くみられますが、症状は様々です。たとえば、甲状腺の増大で1か月以内に急に大きくなって呼吸困難を伴うケースや、1〜2年かけて少しずつ大きくなるケースもあります。

橋本病と診断され、治療・経過観察されている方で、甲状腺が大きくなるようでしたら、早めに専門の医療機関での診察を受けてみられるといいでしょう。

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診断

超音波検査、穿刺[せんし]吸引細胞診を行います。また、治療方針を立てるには、腫瘍の組織を切除して、病理組織診断を行いリンパ腫が化学療法に反応しやすいものなのか、進行が早いものなのか、それともおとなしいものか(進行が遅い等)を判断します。最近では、分子生物学の進歩がめざましく、遺伝子診断により診断精度も向上してきています。

治療

リンパ腫の広がりの程度を、CTやPET検査などにより判断して治療を行います。現在の治療の主力は、化学療法と放射線療法で、的確な治療を受けた方の約80%が10年以上生存されています。

病気について