2016.05.10

宮内院長がローマ大学で講演

4月29日〜30日、院長宮内がローマでのTraining Course: Microsurgery in Thyroid Surgeryに招待され、反回神経再建術などについて2つの講演を行いました。また、5月3日には、創立1303年と極めて長い歴史がありヨーロッパ最高級の大学であるローマ・ラ・サピエンツァ大学の内科において「低リスク甲状腺微小癌に対する非手術経過観察:隈病院方式とその結果」について講演をいたしました。いずれも大変好評でしたが、微小癌に対して手術をしないで経過を見ることに懐疑的な意見も聞かれました。
「低リスク甲状腺微小癌に対する非手術経過観察」は、世界に先駆け22年前から当院で提唱・実践してきたことで、アメリカ甲状腺学会による甲状腺腫瘍取扱いガイドライン改訂版では、当院の経過観察結果および当院の2年後に同様の経過観察を始めた癌研病院の結果が大幅に採用され、微小癌は手術をしない方向に改訂されました。当院での先駆的な取り組みは、既に世界的に認められたと実感していますが、一方、今後さらなる啓蒙活動が必要だと改めて感じました。

院長 宮内 昭

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写真1:講演に先立ちOrtensi教授(右)から紹介を受ける宮内院長(左)


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写真2:講演の後で、ローマ・ラ・サピエンツァ大学のFiletti教授、Durante教授など先生達と

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