2016.06.02

伊藤康弘医師が招聘講演

当院治験・臨床試験管理センター科長、外科医師、伊藤康弘が本年5月9日にバングラデシュの第10回 National Workshop on Head-Neck Surgeryに招聘され”Active surveillance of papillary thyroid microcarcinoma”「甲状腺微小乳頭癌の非手術経過観察」について講演しました(写真)。この臨床研究は現院長宮内 昭の提唱により、1993年から世界に先駆けて当院で行ってきているものです。この23年間の経験によって低リスクの微小甲状腺乳頭癌が経過観察中に増大進行するものは約1割であること、癌が進行して困った状態になった患者さんはないこと、このような患者さんに対して始めから手術を行った場合は、当院で手術を行っても、手術群の方が経過観察群より、嗄声などの不都合事象の頻度が高いことが明らかになりました。これらの結果は最近発行されたアメリカ甲状腺学会の甲状腺腫瘍取扱いガイドラインの改訂版に大きい影響を与えました。

院長 宮内 昭

20160602

隈病院ニュース