院長 宮内 昭がアメリカ甲状腺学会で講演

2016年9月21日〜25日に米国デンバーで開催された第86回アメリカ甲状腺学会のミート・ザ・プロフェッサーセッションにおいて当院院長宮内 昭が甲状腺乳頭癌における頚部外側区域の予防的郭清について講演し、Brendan Stack教授の司会の下に、Julie Ann Sosa教授と討論を交わしました。以前は当院では乳頭癌に対して、リンパ節転移が明らかでない場合でも外側区域の郭清(予防的郭清と言います)を行っていましたが、2006年に超音波検査などでリンパ節転移が明らかでない場合には基本的に予防的郭清を行わない、ただし、腫瘍が大きい、周囲組織に浸潤しているなどの高リスクの症例には予防的郭清を行うと方針を大きく変更しました。大部分の患者において頚部外側区域の予防的郭清を中止しても、再発率は上がらなかったことからルーチンの予防的郭清は不要であること、ただし、高リスクの症例では予防的郭清した方がしない場合より再発率が低かったので高リスクの症例では予防的郭清の意義があること報告しました。このように当院では必要な患者に必要な範囲の手術を行うように努めています。
2016年10月14日

ata

ata写真:司会のBrendan Stack教授(中央)とJulie Ann Sosa教授(左)

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