常勤医メッセージ

隈病院で甲状腺を学ぼう

浜松医科大学の内科教授を15年間勤め、退官後、学術顧問として隈病院に勤務しています。 月曜日から金曜日まで、毎日せっせと多くの甲状腺の患者さんの診療に当たっていますが、これまで長年甲状腺の臨床と研究に携わり、多くの若い医師を指導してきた経験からみても、隈病院はじつに素晴らしい病院だと実感しています。もし内分泌・代謝の研修をある程度経て、少し甲状腺を深く勉強してみたいと考えるなら、隈病院でのトレーニングを心から勧めたいと思います。私が隈病院に来て素晴らしいと感じ、自分自身勉強になると思う点はいくつもありますが、3つ、4つ取り上げてみます。

まず第一は、内科と外科、さらに病理が一体化していて、一人の患者さんの問題をいろいろな角度からディスカッションできることです。大学では内科は内科だけで、外科は外科だけでのディスカッションが多く、必要に迫られたらどちらかの検討会にでかけて話しを聞かせてもらうだけ、あるいは個人的に知っているDrに相談に行くくらいではないでしょうか。合同カンファレンスがあるとしても、せいぜい月1回。フランクに意見を言ったり、質問したりし難い雰囲気の所も多いと思います。ましてや病理の先生にあれこれ細かいことを教えてもらえる機会は、ほとんど無いと思います。

しかし隈病院では週2回、病理や麻酔科の先生も含めDr全員と、さらにナース、検査技師さんまで加わって、症例検討をしています。隈病院ならではの非常に珍しい症例、非常に難しい症例から、ありふれていてもどうしたらよいか困ったような症例まで、じつに多彩な症例をいろいろな角度からディスカッションができます。外科的な考え方や捉え方、病理的判断の根拠など、大学では望むべくも無かった知識と刺激を得ることができます。私自身、本当に勉強になっています。

二つめは、甲状腺疾患の診断に欠かせない甲状腺超音波検査と穿刺吸引細胞診、病理診断のレベルの高さです。隈病院に来て、それまでも大学で若い先生方に検査をしてもらっていましたが、超音波検査でここまで読めるのか、穿刺吸引細胞診でここまで言えるのか、と舌をまきました。しかも隈病院ではみずからその技術を修得できます。若い内に技を磨くことは大変役に立つと思います。

三つめは膨大な症例数でしょう。患者さんこそ生きた教科書、といいます。毎日多くの患者さんを診ていると、いろいろ面白い問題点が出てきます。何故こうなっているのだろう、これはどうしてだろう・・・  こんなことを調べてみたいと考え、そのつもりで患者さんの診療に当たれば、隈病院でならまたたく間に結果が出ます。大学で1年間に診るバセドウ病の患者数は、隈病院でなら1か月足らずです。珍しい症例に出会った時も、隈病院のこれまでの膨大なカルテをくくれば(これが実に良く整理されています)、同じ病気がゴロゴロでてきます。「一例なら昆虫採集だが数例あれば普遍的なデータになる」私は教授の時に教室の先生達によく言っていましたが、隈病院ではすぐ症例をまとめて報告ができます。隈病院は宝の山、宮内院長がよく言いますが、これは本当です。

さらに付け加えるなら、この忙しい病院から、毎年何十という英文論文が発表されています。この忙しいのに、と本当に感心します。論文発表、学会発表を病院が奨励し、支援してくれる賜物であり、病院全体がアカデミックな雰囲気にあるからだと思います。

甲状腺を少し深く勉強してみようかと思ったら、ぜひ隈病院! お勧めです。

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学術顧問 中村 浩淑

真のエキスパートを目指して!!!

診療体制は、外科、頭頸部外科、内科、麻酔科、病理診断科に常勤医がおり、精神科、眼科は非常勤医です。

外来で多くの様々な患者さんを診察する機会があります。また、手術も年間2,000件以上あり、術者や助手として十分の経験を積むことができます。このように集中的に沢山の患者さんを診療する機会がありますので、短期間に診断、治療のスキルが格段にアップできます。

治療に困った症例や珍しい症例などは、週に2回定期的に開催される症例検討会に提示して参加者の意見を聞き、治療の参考にします。また手術症例は前の週の金曜日に全症例を提示して術前検討会を開催しています。これらの検討会には全科の医師、検査技師、看護師、薬剤師などが参加し、活発な議論が行われています。これらに参加することは、内分泌の専門家としてのスキルアップに非常に役立つでしょう。

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副院長 / 診療本部本部長(外科) 宮 章博

外科医の立場から

まずは手術の助手をして当院の手術の手順を覚えていただきます。その後は、甲状腺片葉切除、甲状腺癌に対する切除術、甲状腺全摘術、外側郭清を伴った甲状腺全摘術、大きなバセドウ病などの手術を1〜2年の間に行えることを目標にしています。
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外科医が多数いますので、定期的に術者と助手の組合せを変更し、全ての患者に対して全員が同じレベルの手術ができるように工夫しています。甲状腺の手術の経験が無くても、外科医として基本的な手技がマスターできていれば、どんどん上達できますので心配はいりません。

隈病院の良いところ

何のために働くか。仕事の理念を考えたことがありますか。
隈病院の理念のひとつに、「甲状腺・副甲状腺疾患中心の専門病院として最高の医療を均等に提供し、社会的責任を果たすこと」があります。私たちは、これらのことを念頭に置いて働いています。興味あることを極めて、その結果社会に貢献できれば、大変やり甲斐があると思います。

決して硬苦しい雰囲気ではありませんので、まずは気軽に見学されることをお勧めします。見学は随時受け入れていますので遠慮なくご連絡ください。

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ワークライフバランスの充実に向けて

  • 当院は、内科外科一緒の医局で、垣根が低く、ちょっとしたことでも相談しやすい雰囲気です。
  • 内科診療は外来診療が主であり、概ね夕方5時頃には終了し、長時間勤務になることはありません。当直は自由選択で、救急対応はなく、学会発表の準備や論文執筆に専念できます。
  • 勤務形態は、週5日勤務(月から金)+土曜月1回が基本ですが、週4日勤務で週1日を研究日にして、大学で研究をしたり、当院で研修しがたい分野について他の病院で研修することもでき、個々の人生設計に合わせた研修が可能です。
  • 医局は、個人ごとのブースにデスクとパソコンがあり、診療や研究のための快適な作業環境が用意されています。また、院内は清掃が行き届き、専任のデザイナーが常に内装をコーディネイトしており、快適な職場空間です。
  • 学会参加(海外含め)の諸費用、論文投稿料、論文別刷代金など、全て病院が負担し、学術面について全面的にサポートいたします。
  • 福利厚生が非常に充実し、テニス、ソフトボール、陸上などの部活や、院内行事として各種パーティー、懇親会の旅行(国内、海外の3〜4か所から選択可)なども多数あります。
  • 当院はミナトコウべにあり、交通の便がとてもよく、最寄りの花隈駅より徒歩2分の所です。おしゃれなショップやグルメスポットがひしめく三宮や元町が徒歩圏内にあります。

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内科科長 伊藤 充