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2022.11.08(火)学術活動

第65回日本甲状腺学会学術集会学会報告

2022年11月1日〜3日に第65回日本甲状腺学会学術集会が、大阪国際会議場にて完全現地開催にて開催され、隈病院の医師が多数参加しました。
講演としては、内科科長の伊藤充医師が、特別シンポジウムで「無ないし萎縮甲状腺状態における最適なレボチロキシン補充療法」について講演しました。
病理診断科科長の廣川満良医師は外科系シンポジウムで「我が国における遺伝子検査なしの濾胞性腫瘍に対する最善の臨床的対応」について講演しました。
また、外科医長の伊藤康弘医師は外科系シンポジウムで「甲状腺微小乳頭癌のアクティブ・サーベイランスの実際と結果」について講演しました。
内科副科長の西原永潤医師は、コスミック研究創成賞候補者講演で「KEAP1異常症における多結節形成メカニズムの解析」について講演し、その結果、最優秀賞を受賞しました。また、ランチョンセミナーにて「甲状腺機能測定法とその課題」について講演しました。
座長としては、宮内昭名誉院長が、外科系シンポジウム「甲状腺癌診療において是非とも知っておきたいこと」で座長を務めました。
赤水尚史院長は、三宅賞受賞講演「甲状腺の診断と治療、特に震災後の福島県民調査について」で座長を務めました。さらに、ランチョンセミナー「甲状腺専門医の甲状腺機能評価と治療」で座長を務めました。
学術顧問の西川光重医師は、特別シンポジウム「甲状腺ホルモン代謝」で座長を務めました。さらに、ランチョンセミナー「バセドウ病に対する無機ヨウ素治療の適応と限界」で座長を務めました。
診療本部本部長の小野田尚佳医師は一般演題ポスター19(腫瘍2)で座長を務めました。
内科科長の伊藤充医師は一般演題ポスター5(バセドウ病治療)で座長を務めました。
内科副科長の西原永潤医師は一般演題高得点3(臨床2)で座長を務めました。
外科副科長の舛岡裕雄医師は一般演題ポスター20(腫瘍3)で座長を務めました。口演発表では、外科副科長の舛岡裕雄医師が、「甲状腺全摘術を施行した甲状腺乳頭癌による反回神経浸潤を認めた907症例の検討」について発表しました。
内科の久門真子医師は、「橋本病急性増悪の診断・治療における問題点:当院で経験した50例の臨床像からポイントを探る」について発表しました。
内科の高坂和芳医師は「免疫再構築による小児バセドウ病RI治療の一例」について発表しました。内科の中泉伸彦医師は、「新型コロナウイルスワクチン接種後に無痛性甲状腺炎を発症した2例の報告ならびに当院におけるCOVID-19蔓延前後の甲状腺疾患数の変化」について発表しました。
内科の髙橋佐和子医師は「多様な甲状腺機能亢進症レベルを呈した、新規家族性非自己免疫性甲状腺機能亢進症(TSHR-I640V)の一家系」について発表しました。この発表は高得点演題に選ばれました。
ポスター発表としては、内科顧問の深田修司医師が、「初診後、36年経って診断されたTg遺伝子異常症の1症例」について発表しました。
内科の出口ハンナ医師は、「甲状腺濾胞癌を発症した小児DICER1遺伝子異常の1例」について発表しました。
内科の山岡博之医師は、「当院で経験したEMO症候群の6例」について発表しました。
検査技師の立花悟技師は、「ECLIA法とCLEIA法でFT3値に乖離を認めた29症例における影響因子の検討」について発表しました。学会は、多数の参加者があり、活発に甲状腺疾患に関する様々な情報の交換が行われました。

コスミック研究創成賞最優秀賞を受賞した西原永潤医師

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