

遺伝子解析について (いでんしかいせきについて)
当院の研究科では、一部の疾患において遺伝情報を用いて病気を診断したり、治療法を決定することでより確実な診断・治療を行うために遺伝子解析を行っております。
遺伝子の解析方法
遺伝子の解析が必要と診断された場合、その疾患に応じた病気の説明と、どうして遺伝子の解析が必要なのかを担当医師が説明します。次に書面で遺伝子解析についての同意をお願いします。同意が得られた患者様に対してのみ遺伝子解析を行います。
解析には血液を用いますが、通常の採血と何ら変わりありません。採血した血液からDNAを抽出し、目的遺伝子の増幅を行い解析します。目的遺伝子の種類にもよりますが約2週間で結果がでます。
現在当院では無料で検査させて頂いています。
当院で解析を行っている遺伝子の種類と関連疾患
・RET 遺伝子:甲状腺髄様癌 と 多発性内分泌腫瘍2型 の診断
・MEN1 遺伝子:副甲状腺機能亢進症 と 多発性内分泌腫瘍1型 の診断
・TR-β1 遺伝子:甲状腺ホルモン不応症 の診断
・CaSR 遺伝子:家族性低カルシウム尿性高カルシウム血症 と 副甲状腺機能亢進症 の区別に有用
これらの遺伝子に関わる疾患においては、病気の診断・治療に遺伝子診断が欠かせません。当院の研究室ではこれら甲状腺疾患における研究を今後も臨床の場に反映させていこうと考えております。

- ヨウ素過剰摂取
- ホルモン検査
- 甲状腺の自己抗体
- 超音波検査
- 頸部レントゲン撮影
- ヨウ素摂取率検査
- ヨウ素制限について
- シンチグラフィー診断
- CT撮影
- 穿刺吸引細胞診
- 血液検査について
- サイログロブリン Thyroglobulin
- 甲状腺とは
- 甲状腺のホルモンと病気
- 甲状腺の病気について
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- 甲状腺中毒症・甲状腺機能亢進症
- バセドウ病
- バセドウ病眼症
- バセドウ病と心臓の病気
- バセドウ病の心理的側面
- バセドウ病と骨粗鬆症
- バセドウ病と妊娠・授乳
- バセドウ病とその他のリスク
- やせ薬について
- 無痛性甲状腺炎
- 亜急性甲状腺炎
- 甲状腺機能低下症
- 甲状腺機能低下症の原因による分類
- 慢性甲状腺炎(橋本病)
- 腺腫様甲状腺腫・腺腫様結節
- プランマー病
- 甲状腺嚢胞
- 濾胞腺腫
- 甲状腺乳頭癌
- 甲状腺濾胞癌
- 甲状腺髄様癌
- 甲状腺未分化癌
- 甲状腺悪性リンパ腫
- 甲状腺の微小癌
- 副甲状腺について
- 急性化膿性甲状腺炎
- 急性化膿性甲状腺炎
- 原発性副甲状腺(上皮小体)機能亢進症
- 家族性の甲状腺腫瘍
- 甲状腺のその他の疾患
- 甲状腺の病気に使われる薬
- 抗甲状腺薬の副作用について
- 甲状腺の手術
- 良性腫瘍に対する手術
- 悪性腫瘍に対する手術
- バセドウ病に対する手術
- 手術の合併症
- 術後リハビリ
- 乳がんについて
- 当院での甲状腺疾患に対する治療方法