2021.08.20

橋本病の治療 (はしもとびょうのちりょう)

  • ヨウ素
  • 橋本病
  • 甲状腺の病気の治療
  • 甲状腺ホルモン

橋本病の治療

橋本病の治療は、 自己抗体を消し去るような 橋本病そのものの治療をするわけではありません。
橋本病の結果、甲状腺ホルモンが低下した場合に、お薬を内服し甲状腺ホルモンを正常にします。
具体的には、甲状腺機能低下症の場合、合成 T4 製剤(チラーヂンS® )の服用を25〜50μ g/ 日程度から開始します。 1から2 か月ごとに甲状腺機能を測定し、甲状腺機能が正常になるまで徐々に増量し、正常になり、自覚症状がとれればその量で継続します。 甲状腺ホルモン値が正常になっても何らかの症状がある時は、甲状腺以外の病気を考える必要があります。
ただし、甲状腺機能低下が一過性の場合もありますので、内服後1から2か月で甲状腺機能が改善した場合には、一度、休薬をチャレンジしてもよいかもしれません。特に、ヨウ素過剰摂取により甲状腺機能が低下している場合などは、ヨウ素摂取の制限をすると甲状腺機能が回復することがあります。また、甲状腺機能低下症の自覚症状がなければ3 ~6か月様子を見て、甲状腺機能低下が改善しないことを確認してから内服を開始しても構いません。
 

詳しい内容は、下記のコンテンツをご参照ください。

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治療上の注意点

・甲状腺ホルモンは、急に大量に服用すると心臓に負担がかかることがあるため、高齢者、心臓に病気のある方、機能低下が著しい方には少量から服用を始め徐々に増量します。
・一時的な低下症の場合はその後徐々に薬の量を減量できる場合がありますが、永続性の甲状腺機能低下症の場合は適量を継続する必要があります。
・治療をせず低下症が続くと代謝がおちるため、血中コレステロールが高値となり動脈硬化を早めたりすることもあります。
・また、内服量が多すぎる場合は心臓や骨に負担がかかることがありますので、定期的に検査をして適量の甲状腺ホルモン薬を内服することが大切です。

治療期間について

治療の期間は個人差が大変大きいです。数カ月で機能低下が改善し投薬が不要となる方から、一生涯補充が必要な方までいます。また、経過中に機能低下が強くなったり、他の症状が出たりすることがあり、一概に治療期間を設定することはできません。

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