バセドウ病と橋本病の違い、甲状腺の病気の違い (ばせどうびょうとはしもとびょうのちがい、こうじょうせんのびょうきのちがい)
バセドウ病と橋本病の違い
バセドウ病も橋本病も、甲状腺を標的にする自己免疫反応で起こります。バセドウ病は甲状腺機能亢進症となる病気であり、逆に、橋本病は甲状腺機能低下症となる病気です。バセドウ病の主な自覚症状
- 1.首元が腫れている
- 2.疲れやすくなった
- 3.イライラして、落ち着かなくなった
- 4.発汗が多く、暑がりになった
- 5.動悸がしたり、手足に震えがでる
- 6.食事量が変わらないのに体重が減る
- 7.寝つきが悪く、不眠傾向となった
- 8.下痢気味になった
- 9.目が突き出ているように感じる
- 10.月経不順、無月経
橋本病の主な自覚症状
- 1.首元が腫れている
- 2.疲れやすくなった
- 3.無気力になることが多い
- 4.寒がり、冷え症になった
- 5.こむら返りが生じる
- 6.食事量が変わらないのに、体重が増える
- 7.睡眠はとれているのに、眠気がある
- 8.便秘気味になった
- 9.顔がむくんでいるように感じる
- 10.月経不順、月経過多
腫大した甲状腺の形状の違い
①びまん性甲状腺腫大;甲状腺が全体的に腫大している
例、バセドウ病、橋本病など
②甲状腺炎;甲状腺が部分的に腫大している
例、亜急性甲状腺炎
③甲状腺腫瘍;甲状腺内に腫瘍(しこり)ができる
例;腺腫様甲状腺腫
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