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お知らせ

2025.10.07(火)

学術活動

病理診断科 廣川満良と鈴木彩菜が第20回熊本細胞診セミナーにて講演

令和7年10月4日(土)、熊本保健科学大学にて開催された「第20回 熊本細胞診セミナー」において
当院病理診断科の廣川満良、鈴木彩菜の両名が講演および実習指導を行いました。

廣川は「甲状腺取扱規約第9版の変更点と細胞診検体処理法」について講演し、最新の規約改訂に伴う診断基準の変化や、検体処理における実践的な工夫について解説しました。
特に、細胞診の精度向上に寄与する技術や、臨床現場での運用上の留意点について、参加者から多くの関心が寄せられました。

鈴木は「甲状腺細胞診の基本的見方」と題し、初心者にも分かりやすい形で甲状腺細胞診の基本的な判読ポイントを講演しました。
症例画像を交えながら、良性・悪性の鑑別における形態的特徴や、診断の際に注意すべき所見について丁寧に解説し、若手技師・医師の教育に資する内容となりました。

ワークショップでは、鏡顕実習を通じて実際の甲状腺細胞診標本を用いた観察・判読を行い、参加者との活発な意見交換が行われました。
実習では、診断の精度を高めるための観察手順や、典型例・非典型例の見分け方について実践的な指導を行いました。

本セミナーを通じて、甲状腺細胞診に関する知識の普及と診断技術の向上に貢献できたことを嬉しく思います。
今後も当院として、病理診断の質の向上と教育活動への積極的な参加を継続してまいります。