お知らせ
2025.07.23(水)
学術活動赤水尚史院長が日本内科学会名誉会員に選ばれました

日本内科学会は1903年の創設以来120年以上の歴史を持ち、現在では12万2千人超の会員を擁する日本最大の医学学会です。
内科学に関する学理およびその応用についての研究発表、知識の交換、会員の生涯教育の奨励ならびに会員相互および内外の関連学会との連携協力を行うことにより、内科学の進歩普及を図り、もってわが国の学術の発展に寄与することを目的とし、認定内科医・内科専門医・総合内科専門医などの資格認定も行なっています。(一般社団法人日本内科学会ウェブページより)
赤水院長は、2017年から2019年に同学会の理事を務めるなど、学会の発展に尽力。今回の受賞は、赤水院長が、特に内分泌内科・甲状腺内科の分野において数々の功績を積み重ね、その永年にわたる内科学への貢献が認められたものです。

一般社団法人日本内科学会における『名誉会員』とは、同会定款に定めるところにより、「この法人又は内科学に関し特に功労のあった者で、理事会の議決を経て推薦された者」が選ばれ、名誉会員証が授与されます。
赤水院長は、同学会120年の歴史の中で、429番目の名誉会員に選任されました。
赤水尚史院長のプロフィール
1980年に京都大学医学部を卒業後、同大学医学部付属病院や神戸市立中央市民病院などで内分泌学を専攻し、特に甲状腺分野におけるキャリアを開始。米国国立衛生研究所(NIH)留学などを経て、2007年京都大学医学部付属病院探索医療センター教授、2010年より和歌山県立医科大学内科学第一講座教授に。甲状腺クリーゼの診断基準を確立し作成された世界初の診療ガイドラインは国内外で高い評価を受けるなど、長年にわたり内分泌医療の研究および診療に尽力してきました。
後進の指導においては、世界中で広く用いられている国際的な内分泌分野の教科書「Williams' Textbook of Endocrinology」にて、国際的著名な数々の内分泌医と肩を並べる存在として執筆を担当。さらに、日本内分泌学会代表理事、日本甲状腺学会理事長、国際内分泌学会理事などを歴任し、広く学会の発展に貢献しています。
2020年4月より隈病院へ入職、副院長を経て、2022年4月からは院長に就任。甲状腺眼症の新薬「テプロツムマブ(商品名:テッペーザ(R))」による治験の実施や、同薬の販売承認後いちはやく治療を開始するなど、総合的な甲状腺診療の提供のため、臨床の現場に立ちながら強いリーダーシップのもと職員を指揮してきました。現在も、さらなる「患者中心の医療」の実現のため、後進の指導や新たな研究体制の構築を進めています。
【赤水尚史院長 受賞歴】
1994年 日本甲状腺学会 七条賞
1996年 日本内分泌学会 研究奨励賞
1999年 日本臨床分子医学会 学会賞
2000年 日本医師会医学研究助成
2003年 国際分子甲状腺疾患 Kohn&Onaya Prize
2006年 日本甲状腺学会 医学応用賞
2010年 アジアオセアニア甲状腺学会 学会賞(Nagataki-Fuji film Prize)
2013年 日本甲状腺学会 三宅賞
2015年 日本内分泌学会 学会賞
2016年 東北甲状腺談話会 橋本賞