お知らせ

2025.12.04(木)

学術活動

第68回日本甲状腺学会学術集会学会報告

2025年11月27日〜29日に第68回日本甲状腺学会学術集会が、
福島県郡山市で開催され、隈病院の医師が多数参加しました。

シンポジウムとしては、以下について講演しました。
■副院長の伊藤充医師が「潜在性甲状腺機能亢進症の診断と治療」
■内科科長の西原永潤医師は、「甲状腺ホルモン合成障害診断ガイドライン作成に向けた取り組み」
■外科科長の舛岡裕雄医師は、「神経モニタリングを用いたナビゲーション手術」
■病理診断科科長の廣川満良医師は、「ハンズオンセミナー」で講師を務めました。
■病理診断科の鈴木彩菜細胞検査士は「甲状腺癌取扱い規約第9版における細胞診報告様式の要点」
■院長補佐である宮章博医師は「術中副甲状腺ホルモン測定の位置付けー副甲状腺機能亢進症診療ガイドライン
 2025のCQを踏まえて」

一般演題の口演発表としては、以下について発表しました。
■副院長の伊藤充医師が「巨大甲状腺腫を呈する甲状腺疾患における甲状腺ホルモンバランス」
■副院長の木原実医師は「術前機能している反回神経をR2切除した甲状腺乳頭癌の臨床的検討」
■内科顧問の深田修司医師は「ペンドレッド症候群と地域集積性」
■内科副科長の久門真子医師は「当院で診断された甲状腺ホルモン合成障害患者における妊孕性に関する検討」
■内科の髙橋佐和子医師は「甲状腺全摘術がバセドウ病患者の甲状腺眼症に与える影響の検討」
■内科の出口ハンナ医師は「非定型的組織像を示すバセドウ病症例の臨床的特徴の検討」
■内科の古村芳樹医師は「甲状腺微小乳頭癌に対するTSH低下療法における甲状腺ホルモンバランスの検討」
■内科の藤林克弥医師は「Marine-Lenhart症候群が疑われた甲状腺乳頭癌の1例」
■臨床検査科の山﨑望技師は「FT3測定値がECLIA法で著高・別法(CLEIA法)で高値を示しかつ2法間で乖離を呈
 した1症例」

ポスター発表としては、以下について発表しました。
■内科の山岡博之医師が「当院における甲状腺結節に対する経皮的エタノール注入療法の現状と結果」
■内科の宮村慧太朗医師は「バセドウ病治療における抗甲状腺薬最小量の用法の違いが再発リスクに与える影響」
■内科の柵木健吾医師は「T3toxicosisの成因と臨床像、治療について」

その他、赤水尚史院長はじめ多数の当院医師が、
教育講演、シンポジウム、ランチョンセミナーや一般演題の座長を務めました。
また、副院長の伊藤充医師は日本甲状腺学会雑誌である
Thyroid Science誌の優秀論文賞を受賞し、本学会場にて表彰されました。
学会は、多数の参加者があり、活発に甲状腺疾患に関する様々な情報の交換が行われました。

(左から3人目が伊藤充副院長)