お知らせ

2025.12.16(火)

学術活動

第52回日本超音波医学会関西地方会学術集会 参加報告

2025年12月13日(土曜日)、大阪国際会議場にて
「第52回日本超音波医学会関西地方会学術集会」が開催されました。
当院からは、臨床検査科 生理機能検査室の大下真紀技師、西川紗世技師、池田咲希技師
病理診断科科長の廣川満良医師の4名が参加し、パネルディスカッションおよび一般口演で発表を行いました。

【パネルディスカッション3】
テーマ:甲状腺エコーの診断改革:超音波検査と病理所見の相互理解の重要性
座長:中村友彦先生(奈良甲状腺クリニック)、大下真紀技師
パネリスト:西川紗世技師、廣川満良医師

本セッションでは、5症例を提示しながら、超音波所見と病理所見を結びつけ、
相互理解を深めることで診断精度を高められるかについて議論しました。
特に、甲状腺疾患における“ultrasonographic–pathological correlation”の重要性が改めて示され、
日常診療に直結する知見を共有する場となりました。


【一般口演】
演題:甲状腺結節と判断した副甲状腺腺腫3例における超音波所見の再評価
発表者:池田咲希技師

池田技師は、甲状腺結節と鑑別が難しい副甲状腺腺腫3例を対象に、超音波所見の特徴を再評価し、
診断のポイントや注意点について報告しました。
本発表は、診断困難例の理解や術前評価の質向上に寄与する内容として、参加者からも強い関心を集めました。

今回の学会参加を通じて、最新の研究成果や技術動向に触れるとともに、
他施設との活発な意見交換を行うことができました。
得られた知見を今後の検査・診断業務に活かし、より質の高い医療提供に努めてまいります。

(左から池田咲希技師、大下真紀技師、西川紗世技師、廣川満良医師、中村友彦医師)