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2021.09.02(木)学術活動

韓国中央日報社の甲状腺癌の取り扱いに関するWebセミナーで講演

2021年9月2日に開催された韓国中央日報社の甲状腺癌の取り扱いに関するセミナーに当院院長宮内 昭が招待され、「なぜ私が低リスク甲状腺微小癌に対して積極的経過観察を提唱したか、およびその結果」について講演しました。このセミナーには米国において甲状腺癌の頻度が増加していること、それは小さい乳頭癌の増加であり、甲状腺癌による死亡は増えていないこと、小さい乳頭癌の過剰診断・過剰治療ではないかとの警鐘を鳴らしたLouise Davies先生も招待され、頻度が高い低進行度の甲状腺癌に対して、積極的経過観察や甲状腺片葉切除が適切であるとの講演をされました。Davies先生は2017年に隈病院に来られ、当院における積極的経過観察について研究された先生です。韓国側からはDongYeob Shin先生、SiHoon Lee先生およびYoungJun Chai先生が甲状腺癌に関するそれぞれのお得意の分野の講演をされました。講演の後では、相互に活発な質疑応答が行われました。韓国においても低リスク甲状腺微小癌に対する積極的経過観察が広まりつつありますが、まだまだ色々と戸惑っている状況のようでした。今回のセミナーが韓国でも積極的経過観察が普及する切っ掛けとなることが期待されます。

写真:Webセミナーの様子

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