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2022.06.08(水)学術活動

第95回日本内分泌学会学術総会学会報告

2022年6月2日〜4日に第95回日本内分泌学会学術総会が、COVID-19蔓延の影響のため大分県別府市とWebのハイブリッドにて開催され、隈病院の医師が多数参加しました。

講演としては、赤水尚史院長が、ランチョンセミナーで「甲状腺機能障害の診療」について講演しました。内科科長の伊藤充医師は、クリニカルアワーで「甲状腺全摘後レボチロキシン内服患者における血中T3濃度測定の意義」について講演しました。内科副科長の西原永潤医師は、クリニカルアワーで「甲状腺機能検査への干渉を見抜けるのか?」について講演しました。
座長としては、宮内昭名誉院長が、シンポジウム「甲状腺結節をどのように診療するべきか:アクティブサーベイランスの適応とその限界」で座長を務めました。赤水尚史院長は、シンポジウム「非腫瘍性甲状腺疾患:病態病理の最前線」で座長を務めました。さらに、ランチョンセミナー「甲状腺眼症の治療における新しい全身治療」で座長を務めました。学術顧問の西川光重医師は、クリニカルアワー「血中T3測定の意義を考える」で座長を務めました。
口演発表では、西原永潤医師が、「散発性非自己免疫性甲状腺機能亢進症(SNAH)の長期的なTSH抑制により、RI治療後に特異な甲状腺機能変化を呈した1例」について発表しました。内科の久門真子医師は、「バセドウ病治療中にSITSHを示し、RTHと診断された1症例」について発表しました。内科の中泉伸彦医師は、「家族性低Ca尿性高Ca血症との鑑別においてCa感知受容体遺伝子検査を要した原発性副甲状腺機能亢進症55例の検討」について発表しました。内科の出口ハンナ医師は、「病因の異なる潜在性甲状腺中毒症の病態比較」について発表しました。
ポスター発表としては、内科顧問の深田修司医師が、「成人サイログロブリン遺伝子異常症では甲状腺内血流は増加する」について発表しました。内科の髙坂和芳医師は「免疫測定法の偽性異常値は低温静置で解消する場合がある-FT3偽高値の1例から」について発表しました。内科の髙橋佐和子医師は「FT4、FT3、TRAbの偽高値によりバセドウ病と誤診された症例:試薬中の抗スルホン酸化ルテニウム(Ru)錯体抗体による影響」について発表しました。

学会は、全体で3000名を超える多数の参加者があり、活発に内分泌疾患に関する様々な情報の交換が行われました。

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